瑞牆・不動沢 エンペラータワー

ギリギリまで天気が読めなかったが、日曜日は梅雨の晴れ間になった。
　土曜日まで相当降っていたので、出発は遅めにした。
　久しぶりに瑞牆に入れて嬉しいのだが、林道は大荒れ。
　不動沢では寒々ルートを登る1パーティーのみ。濡れたアプローチが不安だが、エンペラータワーは状態が良く、さっそくエンペラー直上に取り付く。出だしのレイバックですでに打ちのめされる。こんなに力が必要だったっけ？
　ここでもうお昼。
　エンペラーからアプリオリにトップロープをかけて、ムーブ解析。
　私はポケットを取ったら、右アンダーから左で甘いクラックにかけて、さらに右ガストンを添えて右足ポケット。本当は左甘めから手に足したいところだが、背が足りないので、パツパツになってしまう。相方は手に足しなくても右クラックにすぐ届くらしい。あとは二人とも最後のマントリングが課題。

　リードできる気がしない…

　ふだんでも怪我は嫌だが、特に今は絶対に怪我できないから、すべて安全策で。
　でも、アプリオリは面白い。

　今まで他の人が一緒だと、なかなかトライできないだろうからと順番を譲ってしまい、みんな時間がかかるため、私自身はなかなか触れなかったルートだから、今回は十分堪能できた。