大同心大滝アイスクライミング

 久しぶりの個人山行は八ヶ岳大同心大滝。

 核心はなんと林道歩き。ツルツルのスケートリンクとなった林道は溶ける気配もない。

 なんとか赤岳鉱泉までアプローチシューズでごまかし、いざ大同心大滝へ。

 途中少しラッセルはあったものの、無風快晴、暖かく快適なアイスクライミングとなった。

 宿泊は豪華鉱泉泊まり。

 翌日はジョーゴ沢に行ったが、結氷不十分。

 下見で終わってしまった。

 久しぶりにアイスに集中した山行だった。

 鉱泉のアイスキャンディは登る気になれず、すぐに下山したが、行きも帰りも核心は林道歩きだった・・・

 朝は歩荷のおにーさんが何人も重荷を担いで上がっていき、後ろ姿を拝んでしまいました。

 いろいろとありがとうございました。

 

日程 2020.3.12-13

山域 八ヶ岳

内容・目的 アイスクライミング

予定ルート 赤岳鉱泉から大同心大滝・ジョーゴ沢アイスクライミング登攀

実際のルート(時刻) 

3/12 7:00 甲斐大泉山荘発-7:45 美濃戸着-8:20 発-9:20/9:30 堰堤着発-10:30 赤岳鉱泉着到

着後荷物整理・装備準備-11:30鉱泉発-12:25大同心大滝取り付き-準備後登攀〜15:30まで-

16:30赤岳鉱泉帰着  18:00 夕食 19:30 就寝

3/13 6:00起床-6:30朝食-7:30鉱泉発-ジョーゴ沢F1-F4まで- 9:50鉱泉発-11:00 堰堤-12:00

美濃戸・装備解除-13:30甲斐大泉山荘箸

山行内容(ルート状況・テン場料金/状態・水場状況・山小屋の料金・注意点・そのほか) 

 天候は両日とも快晴無風、気温も高め。美濃戸から堰堤、堰堤から木橋が連続するあた

りまで凍結によりスケートリンク状態。チェーンアイゼンを持たず、結局アプローチシュ

ーズで鉱泉まであがる。次回はこの時期チェーン必須。

 大同心大滝まではデブリ跡のある沢沿いをいく。完全な雪崩地形のため雪崩の要因があ

るときには要注意。大滝は結氷十分だが、期待していたほどの難易度(5級)ではないと感じ

た。新しいサレワのアイススクリューがばっちり決まる。リードの後トップロープにして

何回か登り、今年最後のアイスクライミングを楽しむ。

 同下降して鉱泉泊。平日の良さで、宿泊は大部屋に3組、テント泊一人、その他一人と

閑散としていた。一泊二食付きで1万円。この時期は温度が高く濡れるので、快適な小屋

で濡れ物をすべて乾かせるのはありがたい。

 二日目は朝食後、大同心沢から裏同心ルンゼの入り口となる沢を超えたジョーゴ沢へ。

ここはややひらけた沢なので、雪崩地形は要所にあるのみ。F1から結氷がなく、流れがは

っきりしているので、期待値が下がる。F2は右岸を高巻き、F3も結氷なし、左右に分岐す

る沢を右手左岸寄りに入りこみ、期待の大滝へ。こちらも残念ながら結氷なく、ジョーゴ

沢登攀はできなかった。

 帰路は鉱泉から木橋の連続を終えるまではアイゼンなし。takaはすべてアプローチシュ

ーズで下るが、ekoは途中から泣く泣くサルケン装着。スケートリンク状態の林道歩きを

へて美濃戸へ下山。

 全体的に雪量少なめで、沢も凍らず、暖冬を実感した。大滝登攀のビレイは暖かくて快

適だったが、上からの雪解け水で濡れまくった。それでも寒さを感じないくらい暖かい。

季節的には4月上旬の気配で3週間は季節が早くなっていると感じた。甲斐大泉の山荘では

ふきのとうがちょうど芽を出したところで、摘んで帰り天ぷらにした。